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S字曲線

S字曲線

■S字曲線とは?
一般的に技術の発展と衰退は、S字曲線に沿っていくとされています。S字曲線とは、下記イメージの通り、縦軸に技術が生み出すことのできるパフォーマンス(売上・性能等)、横軸に費やす労力(もしくは経過した時間)を設定したときにプロットされる曲線で、S字の形をしております。
S字曲線には大きく3つのフェーズがあります。

@黎明期
技術が生まれたばかりの初期の段階は、費やした労力や時間に比べて、パフォーマンスは相対的に上がらず成長は非常にゆっくりとしています。

A発展期
研究開発やマーケティングに一定の労力を費やし続けると、一定の時点を超えたあたりからパフォーマンス(売上等)が急激に高まる時期を迎えます。

B衰退期
発展期を終えるとパフォーマンスの向上率は低下していき、やがて技術は衰退していきます。

S字曲線


■S字曲線から考察できること
S字曲線から考察できることは以下の3点です。

@初期の段階では大きな成長は期待できない
初期の段階では、研究開発やマーケティングを適切に行っていても、成果が上がらない時期が続きます。そのことを念頭入れて、成果を性急に求めることはせずに地道に着々と技術の改良、マーケティングを行っていく必要があります。

A参入タイミングを見極める
ターゲットとしている技術がS字曲線のどこに位置しているのかを見極めて、参入するタイミングを見極める必要があります。パイオニアとして、新しい技術を世に出していくのなら黎明期から取り組む必要がありまし、フォロワーの立場を選ぶのであれば、技術が発展期に差し掛かった段階で参入していくことも考えられます。自社の研究開発費用等のリソースを鑑みてどこで参入するのかを見極めていく必要があります。

B撤退・新しい技術導入のタイミングを見極める
技術からの撤退のタイミングについてもS字曲線から考察できます。技術が枯れてしまい、その技術が廃れてしまう前に、新しい技術に移行していく必要があります。新しい技術に取り組む際には、パフォーマンスが上がっていくまでのリードタイムを踏まえて、研究開発・マーケティングをスタートさせる必要があります。

■S字曲線の留意点
S字曲線は技術の発展・衰退を表してはいますが、いつになったら成長期に突入し、いつなったら衰退期となるのかということが正確に把握できるわけではなく、大凡の傾向がつかめるというものだと思います。また、顧客からの需要の状況や要素技術・部品性能等の発展状況などによって、S字曲線の形状が変わってくる可能性があることも念頭に入れて置く必要があります。

S字曲線

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