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アドバンテージ・マトリクス

アドバンテージ・マトリクス

■アドバンテージ・マトリクスとは?
アドバンテージ・マトリクスとは、コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループが考案した競争環境を分析するフレームワークです。縦軸に競争要因の数、横軸に優位性構築の可能性をとり、事業のタイプを@規模型事業、A特化事業型、B分散型事業、C手詰まり型事業の四種類に分けています。業界ごとにどのタイプに属するかが変わり、各々のタイプにより事業規模(売上規模)と収益性の相関関係が異なります。

アドバンテージ・マトリクス


■@規模型事業
規模型事業とは、競争要因の数が少なく、優位性を高めるためにその業界の中での売上シェアを高めることが必要となります。そのため、収益×事業規模の図においては、事業規模が大きくなるほど、収益性も高まる傾向となります。
規模型事業に当てはまる業界は、自動車業界、鉄鋼業界、化学業界等大きな設備や装置が必要となり、シェアが高いほど、規模の経済を活かして収益性を高めることができるような業界が当てはまります。

■A特化事業型
競争要因の数が多く、優位性を構築できる可能性も高い業界です。特化事業型の場合には、収益性と規模の間に相関関係はありません。この理由は、事業の規模以外の競争要因で優勢性を築くことが可能なためです。特化事業型の業界の例は、精密機械業界や製薬業界のように特定の機械部品や医薬品等で独占的な地位を築くことができるような業界です。

■B分散型事業
分散型事業は、競争要因の数は多いですが、優位性構築の可能性が低い業界が当てはまります。このようタイプの業界は規模が小さい段階では収益性を確保することができますが、規模を大きくすると高い収益性を維持することができなくなります。例えば、町の商店街で人気を集めており、1、2店舗で運営しているよう飲食店は、立地、店主の人柄、特定の顧客層への訴求等の特定の競争要因でおさえているものの、規模を大きくしていく程には十分な優位性を構築することが難しいかもしれません。

■C手詰まり事業
手詰まり事業は、競争要因の数も少なく、優位性構築の可能性も低いような業界です。このような業界は規模を大きくしても収益性が高まることがなく、業界がライフサイクル上衰退期に入っているような可能性があります。このような業界では、新たな成長を生み出すことが出来るような革新的なサービスを生み出すこと等抜本的な対策を講じることが必要となります。

このように、自社の戦略を検討する際に、アドバンテージ・マトリクスにて、業界の概観を理解し打つべき施策の大きな方向性を把握しておくことが有用となるかもしれません。また、中小企業やスタートアップは、規模の経済で勝負する必要がない、特化事業型において特定分野で独占的な優位性を築くことを模索することがまずは妥当な打ち手ということも考えられるかもしれません。

[参考文献]
遠藤功(著). (2011). 経営戦略の教科書. 光文社新書.
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