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組織形態(概要)

組織形態(概要)

■組織形態とは?
組織形態とは、組織の構造を定義したものです。職能型組織、事業部別組織、マトリクス型組織という基本的な3つの組織形態の特徴について考えてみたいと思います。詳細内容については、それぞれのページで説明しておりますので、そちらをご参照いただければと思います。ここでは各々の組織形態の特徴を比較することで、概要を把握することを目的としています。

■職能別組織
一つ目の職能別組織とは、研究開発、製造、営業といった職能毎に組織を定義しております。下記のイメージ図のように社長の配下に研究開発部、製造部、営業部等を配置するシンプルな組織です。職能別組織は、社長が各部門間の調整などを全て担う必要が有り、社長の負担が増大します。そのため、比較的に製品・サービスの数・規模が小さい企業に向いている組織形態と言うことができます。一定のサイズを超えてきますと、社長が全社横断の事柄について、多くを管理することに限界がきます。このことにより、次の事業部制へとシフトしていくこととなります。

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■事業部別組織
職能別組織において、社長1人が多くを管理していくことが限界に達すると、組織を一定の単位に区分して事業部ごとに組織を管理していく必要性がでてきます。このときの区分の切り口には、地域、製品・サービス、顧客のような観点があります。下記イメージは製品ごとの切り口となっています。地域の場合には、北海道、東北、関東、北陸、中部、関西、中国、九州、四国ごとのようなエリアごとに事業部を作っているような組織もあります。顧客の観点では、法人向け、個人向け等の切り口が考えられます。
各事業部長が事業部をマネジメントしますので、社長の負担は軽減されます。しかし、下記イメージのように、各事業部に職能機能が設置されることになり、重複が発生してしまいます。また、各事業の視点はどうしても事業部内に閉じた視点となりますので、全社横断的な取り組みの推進が難しくなります。

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■マトリクス型組織
マトリクス型組織は、事業部別組織のデメリットである、職能機能の重複による非効率性や全社最適の視点の欠如といった問題を解決することができる組織構造です。横軸の職能軸と縦軸の事業部別軸をマトリクス状に組み合わせた組織形態となっています。このような組織では担当者は常時二つのグループに属することになります。例えば、ある研究開発スタッフは、研究開発部とA製品事業部に所属することになります。そのため、担当には二人の上司が存在することになり、適正なマネジメントや公正な評価を行うことが難しくなるというデメリットがあります。

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このように、職能別組織、事業部別組織、マトリクス型組織という三つの組織形態にも各々良い点・悪い点がありますので、企業の規模、戦略、業種に基づいて、適切な組織形態を決定する必要があります。

[参考文献]
関本浩矢, 森田雅也, 竹林明, 上林憲雄, 奥林康司, 團泰雄. (2007). 経験から学ぶ 経営学入門. 有斐閣ブックス.

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