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コッター教授の組織変革のための8つのプロセス(A変革推進のための連帯チームを築く)

コッター教授の組織変革のための8つのプロセス(A変革推進のための連帯チームを築く)

■変革推進のための連帯チームを築く
組織変革のための8つのプロセスの二つ目である「A変革推進のための連帯チームを築く」について考えてみたいと思います。

@危機意識を高める
A変革推進のための連帯チームを築く
Bビジョンと戦略を生み出す
C変革のためのビジョンを周知徹底する
D従業員の自発を促す
E短期的成果を実現する
F成果を生かして、さらなる変革を推進する
G新しい方法を企業文化に定着させる

■なぜ、「A変革推進のための連帯チームを築く」ことが必要なのか?
変革推進のための連帯チームを構築するする理由は、3つあると考えます。まず、企業の規模が小さい間は、経営者が率先し旗振り役となり、組織変革を推し進めることできるかもしれません。しかし、企業規模が数十名~300名程度になってくると、各部への説明・指導などを経営者1人で行うことは難しくなります。そのため、推進役となるチームを構築する必要性が出てきます。これが一つ目の理由です。
二つ目の理由は、近年、外部環境が目まぐるしく変わっていく中で、経営者1人で全ての事象をタイムリーに把握することは難しく、チームで対応する方が効率的なためです。
三つ目の理由は、このような変革推進のチームに加わることで社員に部門横断の視点やリーダーシップが見につき、人財が育つということを期待することができます。

■どのように、「A変革推進のための連帯チームを築く」のか?
変革推進のためのチーム編成に際しては、以下のような観点が考えられます。
・数十名から300名くらいまでの企業であれば、5-6名程度のチーム編成が妥当な人数です
・チームメンバーは各部門から均等に部門長のような社内の実力者をメンバーに加える必要があります。社内の実力者がメンバーに加わることで、組織変革への推進力が強くなります。また、組織変革をする場合には、抵抗勢力が必ず出てきますが、実力者が主要メンバーであれば、抵抗勢力を懐柔するも可能です。
・また、人選においては、決められた枠組みの中で人を管理する管理者タイプではなく、率先して変化を起こし、人をモチベートすることが出来るリーダータイプを連れてくることが好ましいです。
・組織変革のための8つのプロセスの「@の危機意識を高める」ことを行っていれば、組織変化の必要性を認識している人が多くなり、連帯チームに加わることに対してネガティブな感情や違和感をいだくメンバーが少なくなることが期待できます。
・また、組織に変化をもたらす場合には、コンサルタントのような外部人材を使うことも効果的と考えます。なぜなら、組織内部の人材には、組織のしがらみがあり、言動に躊躇するような場合でも外部人材を活用することにより、実行し易くなる場合があるためです。

以上が、組織変革の8つのプロセスの中の「A変革推進のための連帯チームを築く」ことの必要性とチームを築く際の考慮点となります。

[参考文献]
ジョン・P. コッター(著), 梅津 祐良 (翻訳) (2002). 企業変革力. 日経PB社, P89-114.

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