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先行者利益 (First Mover Advantage)

先行者利益(First Mover Advantage)

■先行者利益(First Mover Advantage)とは?
First Mover Advantage(ファースト・ムーヴァー・アドヴァンテージ)(以下FMA)とは、日本語では先行者利益と表現されます。市場に参入していくタイミングは、Pioneer(パイオニア)とFollower(フォロワー)があり、FollowerはEarly Follower(アーリー・フォロワー)とLate Entrant (レイト・エントラント)に分けられます。
先行者利益(FMA)は、市場に初めに参入していく、パイオニアが得ることが出来る利益のことを指します。

■先行者利益(FMA)にはどのようなものがあるのか?
パイオニアが得ることが出来る利益であるFMAには、以下のようなものが考えられます。

・ブランドロイヤリティの向上
感度の高い顧客の製品・サービスへのブランドロイヤリティを高めることができます。結果として企業のブランド力が向上しマーケティングの側面で好影響を享受できる可能性があります。スティーブ・ジョブス氏が主導していたアップル社が良い例で、同社はイノベーティブな製品によりファン顧客を獲得していきました。

・技術的リーダーシップ
先行して新しい製品を市場に投入していきますので、新しい製品を生み出すための新しい技術についてリーダーシップを握ることができます。こちらは、マイクロソフト社のOS(Operating System)が良い例です。同社はWindowsのライセンスを取得し、PCメーカー各社(Dell, HP, NEC, SONY等)がどのようなハードウェアを提供してもWindows を利用させることより、ライセンス料を得られる仕組みを構築し大きな成功を収めています。

・希少資源の先買権
製品に希少な原料や材料等が使用されている場合に、先行してそれらの資源を調達できるため、後発者よりも調達が有利になる可能性があります。

・スウィッチング・コストの利用
ある企業の製品・サービスから別の企業の製品・サービスへ移行する際に顧客が負担するコストであるスウィッチング・コストが大きい場合、パイオニアである企業から後発企業の製品・サービスに変更することに抵抗が生じるため、パイオニアにとっては有利となります。

■先行することによるデメリット
パイオニアとして先行して、製品・サービスを投入することによるデメリットもあります。

・市場の反応が鈍い
立ち上がりの時期は市場も小さく、顧客も製品・サービスを受け入れるまでに時間がかかります。

・研究開発費用が高い
パイオニアとして新しい製品を開発するためには、フォロワーとして製品を改良してくことよりも研究開発を多く投入していく必要があります。

・顧客要望が不明
顧客が求めている要望が不明のため、製品・サービスが潜在的な顧客要望から大きく乖離してしまい、市場に受け入れられない可能性があります。特にこれまで全くなかったような製品・サービスの場合には、この傾向は強くなるのではないでしょうか。

・技術や部品が未成熟
製品が使用する技術や部品が未成熟のため、それらの改良に時間がかかる、もしくは先行者が市場参入する失敗の原因ともなりえます。

このように、先行して市場に入っていくファースト・ムーヴァー(パイオニア)には、先行者利益(FMA)もありますが、デメリットもありますので、自社のリソースや状況に応じてパイオニアを目指すか、フォロワーとして生き残るかを決断することも必要となってくるかもしれません。
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