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時間管理のマトリクス

時間管理のマトリクス

■時間管理のマトリクスとは?
経営とは直接的にあまり関わりがありませんが、個人の時間の管理を考える際に有用なアイデアである時間管理のマトリクスについて考えてみたいと思います。時間管理のマトリクスとは、スティーブン・R.コビー氏の著書である「7つの習慣-成功には原則があった!」にある考え方です。緊急性と重要性という2軸から4象限のマトリクスを作り、各々の領域の特徴を定義しています。

時間管理のマトリクス


第一領域:問題課題の領域
・緊急度も、重要度も高い領域。
・この領域にある事柄は最優先で手を付けていく必要があります。
・日常においては、重要な会議、期限が差し迫った重要な仕事、クレーム処理、機器やツールの修理等があげられます。他方、非日常でも災害、事故、病気が発生すると最優先に取り組む必要があります。

第二領域:質の高い領域
・緊急度が低く、重要度が高い領域。
・この領域にある事柄は、緊急度が低いがゆえに後回しにされがちですが、将来に向けて取り組んでおくべき事柄です。
・自身の健康のための運動・健康診断、将来の計画策定、豊かな人間関係の構築、勉強や自己啓発、真の意味でのリクリエーション等が当てはまります。

第三領域:見せかけの領域
・緊急度が高く、重要度が低い領域
・この領域の事柄は、緊急の対応が求められる割には、得られる成果があまりありませんので、極力減らしていきたい事柄です。
・重要ではないメール/電話/SNS、重要ではない会議、妨害、無意味な接待や飲み会等が当てはまります。

第四領域:無駄な領域
・緊急度も、重要度も低い領域
・この領域の事柄は、即刻辞めるべきですし、手を付けるべきではありません。
・噂話、取りとめのない電話、単なる遊び、待ち時間、現実逃避などがあてはまります。

■第二領域への注力
この時間管理のマトリクスが重要な点は、如何にして重要度が高い事柄に注力するかということだと思います。その中でも第二領域の事柄に取り組む時間を増やしていくことが要となっていきます。なぜならば、同じく重要度が高い第一領域の事柄は、緊急性も高いため実行される可能性が高いですが、第二領域の事柄というのは、緊急性が高くなく、且つ成果上がるまでに時間がかかることが多く、日々のやるべき事に忙殺されているとどうしても忘れられて後回しにされてしまうからです。

第二領域へ注力するためには、まず不要、且つ重要度が低い事柄をやめる決断をしなくてはなりません。具体的には、第三領域や第四領域に属する事柄を思い切ってやめてみることです。そして、その時間を第二領域の事柄に振り向けていくことが有用です。また、忘れられがちな第二領域の事柄に取り組む時間を予めスケジュールしておくことも有効です。このように、第二領域の時間を増やすことによって、一歩一歩着実に豊かな人生へと近づいていくことが出来るようになります。

[参考文献]
スティーブン・R.コビー(著). 川西茂(訳). (1996). 7つの習慣-成功には原則があった!

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